5月くらいから防波堤に付き始め、真夏になり暑くなると落ちてしまいます。イガイはチヌの主食です。イガイが付いている時期のチヌの胃の中はイガイがぎっしりと入っています。ここではイガイの取り方、保存方法、使い方を説明していきます。
イガイの採り方
イガイの取り方ですが、一般的なのは防波堤をイガイ取り器で掻いて取る方法です。これは玉の柄とイガイ取り器が必要となります。玉の柄はイガイ取り専用を買っておいた方が良いと思います。理由はイガイが結構硬いことがあるので縮まなくなったり、最悪折れたりすることがあるからです。次に干潮の時に石積みなどを降りていって取る方法です。これは取れるところが分かれば簡単に取ることが出来ます。ただ、濡れた石積みは滑りやすいのでこけないように気を付けてください。最後に船着き場などのロープに付いているイガイを取る方法です。これも簡単に取れます。ロープを引っ張るときにフジツボなどで手を切らないように気を付けてください。
保存方法
イガイは上手いこと保存すれば1週間くらい保存出来ます。イガイを新聞紙にくるんで軽く海水をかけて冷蔵庫(野菜室)にいれて保存します。2日に1度くらい新聞紙を変えてその時に海水をかけてやるといいです。イガイを取る時に一緒に水を空のペットボトルに取っておけばいいです。
イガイの使い方
イガイには様々な針の付け方があります。状況に合わせた使い方をして1匹でも多くのチヌをつりあげましょう。
チョウチョ掛け
この付け方は主にヘチ釣りの時によく使います。オモリはB~4Bくらいを使い30cmずつくらいでキザミ(落とすのを止める)を入れてチヌにアピールをします。状況に合わせて落とすスピードを変えていけば当たりのスピードが分かると思います。
繊維掛け
この付け方はチヌが浮いている時にフワフワと自然に落としたい時に使います。針は出来るだけ小さいものを使いオモリもG2~ノーシンカーと出来るだけ軽いものを使います。よく釣れる棚が分かればそこで止めて待つというテクニックもあるので試してみてください。また、1枚だけでなく2枚付けたりすることもあるので1枚でダメなら2枚付けてみるなど色々試してください。
稚貝ダンゴ
この付け方は上層をフワフワと落としたい時や早い時期(イガイが成長してない)に使います。針は使いたいイガイのダンゴの大きさに合わせて選定します。オモリは2B~ノーシンカーを使います。この付け方でも餌の大きさを変えたり落とすスピードを変えるなどしていくことが重要となってきます。
内オモリ
この付け方はスライダー釣法の時に使います。針に糸オモリを巻きそれをイガイの中に入れます。スライダー釣法はイガイの進む方向をコントロール出来るので壁際をキープしやすくなります。そして、オーバーハングの下に滑りこませたりすることが出来ます。また、斜めに進むため壁に当たったり、イガイの層に乗ったのを落としたりするためリアクションバイトも狙えます。
まとめ
チヌの主食イガイについて説明しました。その時々の状況に合わせたイガイの使い方をすれば釣果倍増間違いなしです。色々試してその日のパターンを掴んで入れ食いを堪能しましょう。